通訳依頼時の3つのポイント【そこが知りたい! 通訳サービス】

通訳サービスをスムーズかつ安心してご利用いただくための基本を紹介するシリーズ「そこが知りたい! 通訳サービス」。今回は、通訳依頼時のポイントを3点ご紹介します。

はじめに

前回は、お客様のニーズに合った通訳会社の選び方をご紹介しました。


今回は、実際に会議やシンポジウムなどで通訳の依頼をする際、通訳会社とのやりとりをスムーズにするためのポイントを3つご紹介します。

依頼時の3つのポイント

通訳会社がお客様に通訳のご提案をする際、参考となるのが、お客様からいただく詳細や背景などの情報です。

 

ひと口に通訳と言っても、通訳が必要な場面や状況、内容(専門性の高さなど)、開催規模などによって、最適な通訳者や通訳形式が変わってきます。通訳会社への依頼時は、以下の3つのポイントを伝えることで、満足度の高い提案をしてもらいやすくなります。

 

1. 通訳が必要な場面・目的を伝える

通訳者は様々な分野・業種の通訳を経験していますが、中でもより得意としている分野があります。以下のような情報があると、通訳会社で、ご依頼に適した通訳者の手配がしやすくなります。

 

日時、場所、言語、通訳者の参加方法(現地、オンライン)

通訳者がオンライン参加の場合、移動時間や場所を考慮せず、より広い候補者から通訳者を手配できます。

 

会議やイベント名、アジェンダ、分野の情報

通訳会社が会議やイベントの内容や専門性の高さを把握し、類似の通訳実績がある通訳者を選定しやすくなります。

2. 通訳形式、実施方法などのイメージを伝える 

通訳形式や実施方法、開催規模や進行方法によって、必要な通訳者数や機材が異なり、お見積内容も変わってきます。ご依頼時に詳細まで決まっていない場合も、想定しているイメージやご予算を通訳会社と共有することで、お客様のニーズに合った提案をしてもらいやすくなります。

 

通訳形式: 逐次、ウィスパー、同時通訳

通訳形式によって、手配が必要な通訳者の人数が変わります。

【通訳形式 3タイプの特徴と活用シーンをご紹介】


実施方法: オンライン、オンサイト(現地)、ハイブリッド

通訳の実施方法や開催規模によって、必要な機材の種類や数が変わります。想定している実施方法や参加者人数を伝えましょう。

 

進行方法: 講演、ディスカッション、分科会、レセプションなど

例えば3時間のイベントの通訳と言っても、講演のみの場合と分科会もある場合では、必要な通訳人数が異なります。進行のイメージがある場合、早めに共有することでその後の通訳会社とのやりとりがスムーズになります。

3. 情報・資料を共有する ~通訳案件を成功させるために~ 

通訳者は語学やコミュニケーションのプロですが、ご依頼いただく会議やイベントの事前情報は持っていません。社内用語や業界の専門用語、会議やイベントの背景情報など、お客様からの資料や情報があってこそ、より良い通訳パフォーマンスが行えます。当日、より満足度の高い通訳サービスを得るためにも、ご依頼時、または用意が出来た段階で、早めに通訳会社に情報共有をすることをお勧めします。

 

お客様から共有いただく資料の一例

会議概要、アジェンダ、参加者リスト、スライド、手元原稿、など


【事前資料の例はこちらから】

まとめ

いかがでしたか。 通訳会社とのやりとりをスムーズにし、満足度の高い通訳サービスを得るための3つのポイントをまとめると以下の通りです。

1. 通訳が必要な場面・目的の詳細を伝える

2. 通訳形式、実施方法のイメージを伝える

3. 情報・資料を共有する

「業務で通訳が必要になった」。そんな時は、まず、サイマルまでお問い合わせください。経験豊富な専任スタッフが、皆様の会議やイベントの成功に向けて、案件当日までサポートします。

 

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