スピーチ原稿の翻訳に必要なこと【翻訳サービスを使いこなす】 

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「お客様のイメージ通りの翻訳」に仕上げるためには、翻訳者やチェッカー(校閲者)、コーディネーターの力量が求められるのは当然のことですが、お客様からのご協力も翻訳クオリティに欠かせない要素のひとつです。このシリーズでは、翻訳文書からは知ることのできない翻訳作業の裏側や、よりよい翻訳にするためにサイマルがお客様に知っていただきたいことなどを不定期に配信していきます。1回目のテーマは、節目に欠かせない「スピーチ原稿」の翻訳です。

これから新年、新年度を迎える時節柄、グローバルな会議や会合、レセプション等において、企業・団体のトップの方が英語でスピーチされる場面が多くなります。英語もスピーチもお得意な方であれば、アドリブでスピーチすることもあるかもしれませんが、多くの場合は事前にスタッフの方が日本語で「スピーチ原稿」を作成し、それを翻訳されるのではないでしょうか。

この「スピーチ原稿の翻訳」。実は、いわゆるビジネス文書の翻訳とは性質が少し異なります。では具体的にどのような違いがあるのか見てみましょう。

スピーチ原稿の用途

ひと口に「スピーチ原稿の翻訳」といっても、実は2種類あります。

(1)登壇者が「日本語」でスピーチし、その英訳は資料として配布または後日Webサイトなどに掲載

(2)登壇者が「英語」でスピーチ

(1)の場合、登壇者ご本人は英訳スピーチを実際には読み上げません。翻訳の主な目的は「スピーチ内容が正確に伝わること」ですので、比較的ビジネス文書の翻訳に近いイメージになります。

 

ところが(2)では、実際に登壇者ご本人の言葉として話すことになるため「話し言葉」としての翻訳が求められることになります。

スピーチ原稿における「自分らしさ」

そこで重要になってくるのが、実際にスピーチする登壇者の「らしさ」です。たとえば、普段気さくな話し方をされる登壇者の原稿が、格式ばったスピーチだとその方の「自分らしさ」は伝わるでしょうか? 登壇者ご本人が普段よく使う言い回しや、その企業でよく使われるキーフレーズを盛り込むことで「自分らしさ」「会社らしさ」を表現したいというこだわりがある場合もあると思います。その方の語学力はどうでしょうか? 普段から英語を話す方なのかどうかで、そこにふさわしい単語の使い分けも変わってきます。とても流暢にお話になる方、苦手な方、いずれの場合にもいろいろご苦労もおありでしょう。

さらに、平易な言葉、発音がしやすい言葉、息継ぎがしやすい言葉の運び方。たとえ英語は得意ではなくても、誠意をもってスピーチしていることが伝わること。これが、スピーチ原稿の翻訳では大切です。ただ難解な言葉を多用した翻訳だと、スピーチを聞く聴衆にうまく伝えきることができるでしょうか。

そのほかにも、洗練された言葉選び、ちょっと洒落た言い回し、アメリカ英語・イギリス英語の使い分け……。スピーチ原稿ひとつとっても、ご依頼者様によって、その翻訳の仕上がりは多種多様です。

最後に :スピーチ原稿の翻訳は「スピーカーを知ることから」

サイマルでスピーチ原稿のご相談をいただく際に「格調高い文章にしてほしい」「ニュアンスを活かした翻訳でお願いします」というご要望をいただくことも多くあります。その場合は、具体的にどのようなポイントを大切にしたいのか、そしてスピーチされる状況やスピーチするご登壇者のことを、ぜひお聞かせください。


「スピーチ原稿の翻訳」では『伝わる』スピーチをめざしてお聞きしたい情報がたくさんあるのです。

 

 

営業部

主に初めてサイマルのサービスを利用するお客様へのご提案やご案内などを担当。また、サービスご利用のヒントとなるウェビナー等も開催するなど、お客様にご満足いただくべく様々な形で日々奮闘中

 

 

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