「登録者限定! IRセミナー:ワンランク上のIR通訳をめざして 」開催レポート

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サイマルでは年に数回、登録者向けセミナーを開催しています。これまで、知識強化のための監査セミナーや業務効率を上げるためのiPadセミナーなど、様々なテーマで開催してきました。今回は、特に反響の大きかったIR通訳に関するセミナーについて、担当者がレポートします。

新型コロナウイルスの感染が日本国内で初めて確認されてから約1年 、通訳者を取り巻く環境は大きく変化してきました。
通訳業務の案件数に影響が出ている中でも、IR(インベスター・リレーションズ)に関する業務、特にIRミーティングについては以前から対面とテレカンの両方で行われてきたこともあり、コロナ禍でも安定的にご依頼をいただいています。

そこで今回、通訳者の皆さまがIR業務に対応していく上で、少しでも刺激や変化をもたらすきっかけになればと、IR業界でご活躍中の丹埜段様(通訳会社アイリス代表)に「ワンランク上のIR通訳をめざして」というテーマでご講演いただきました。

これまでも、丹埜様には『通訳・翻訳ブック』で海外IRに関するコラムを執筆いただきましたが、コラムにも大変大きな反響がありました。ぜひ合わせてご覧ください。

 

「ワンランク上」の意味とは

前回同様、今回もzoomウェビナー形式による開催で、日本国内の方だけでなく、北米、アジア、欧州など世界各地にお住まいの方々にもご視聴いただき、講師の丹埜様にはオランダから講義していただきました 。これまでも何度かオンラインセミナーを開催してきましたが、参加者だけでなくスピーカーも遠隔地からという形式は初めてでしたので、便利な世の中になったものだとあらためて感じつつも、配信が上手く行くかどうか、主催者としては配信完了まで緊張の日々でした。

さて、セミナーの内容について少しご紹介いたします。タイトルにある「ワンランク上」という言葉は、単に「少し上手く」とか「リピート率を少し上げる」といった一つのことを改善することではなく、複数のことを同時に変えて循環させることで「異次元にいく」という意味であるということだという説明がありました。そして、その「ワンランク上をめざす」ために、哲学・通訳スキル・ブランディングという3つの要素からお話をいただきました。

 

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画面越しに、オランダの丹埜さんや世界中の参加者の皆さまとつながっています。

 

 丹埜さんの長年のご経験に基づくお話はどれも参考になることばかりでしたが、特に参加者の方々からの反響が大きかったのは、通訳スキル編で解説していただいた「場の求めに応じた訳し分け」です。これは質疑応答の場面で、企業側の回答の際、聞こえたものを頭からそのまま訳していくのではなく、メモに取った情報を元に企業側/投資家側のどちらかに寄った訳にする、または質問の内容等によって訳出する順番を入れ替えるというテクニックです。このテクニックを自由に使いこなして戦略的な訳出ができるようになってくると、よりIR通訳が面白いものになりそうと感じられた参加者も多かったのではないでしょうか。


また通訳スキル編では、訳し分けの他にも、すぐに実践で使えそうな便利な用語や、スムーズに質疑応答が進行するようにするためのちょっとした気遣いなどのポイントなども教えていただきました。少し用語を言い換えるだけで受ける印象が大きく変わってくるのだそうです。

約1時間の講演後は、参加者から寄せられた質問について、その場でご回答いただきました。「通訳トレーニングの方法は?」「IRと他の業務との両立は?」など多数の質問をお寄せいただき、視聴された皆さまの熱心さが画面越しにも伝わってくるようでした。

今回のセミナーでは丹埜さんの通訳哲学、通訳スキル、ブランディングなど、実にたくさんのアイデアを共有していただきました。視聴された通訳者の皆さまのお仕事のお役に立てれば大変嬉しく思います。

サイマルでは、ご登録者に向けたスキルアップ・セミナーを今後も多数実施していく予定です。まだご登録のない方は、ぜひサイマルへご登録の上、ご参加をお待ちしております!



文:リソース支援課 ワークショップ担当


 
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