サイマルのメディカル翻訳【メディカル翻訳の基礎知識】

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「メディカル翻訳の基礎知識」シリーズ、最終回はサイマルのメディカル翻訳についてご紹介します。サイマルのメディカル翻訳にはどんな特長があるのか、また、どのように取り組んでいるのかなど、日頃から多数の案件と接している専門コーディネーターの視点からお伝えします。

多岐にわたるメディカル案件での実績

一口にメディカル翻訳といっても、IB(治験薬概要書)、CSR(治験総括報告書)といった薬事申請資料から、プレスリリースやウェブサイトといった表現力が求められる案件まで、サイマルが扱うメディカル案件は多岐にわたります。国内外の医薬品・医療機器メーカー、CRO、大学や病院等、多方面にわたるお客様から日々多くのご依頼をいただいています。

ご依頼の中で最も大きなボリュームを占めているのは、申請関連のドキュメントですが、照会事項などスピードが求められる案件、医学論文や学会プレゼン資料といった学術的な案件、GMP査察関連資料やJCI認証など、幅広い案件に取り組んでいます。最近では、オンラインセミナーの字幕翻訳や機械翻訳のポストエディットのお問い合わせが増加傾向にあり、ニーズの変化に応じた翻訳サービスがますます求められていると感じています。

サイマルならではの2つの大きな強み

◆50年以上の実績とノウハウ

サイマルのメディカル翻訳は、2011年に分野特化型の翻訳サービスを提供すべく立ち上げた、リンクトランス・サイマルからスタートしました。その後、2018年にサイマル・インターナショナルへ吸収合併され、それまで築いてきたメディカル翻訳のノウハウと50年以上の実績を持つサイマル・インターナショナルのノウハウが融合することになりました。両者の強みを最大限活用できるようになったことで、医薬業界特有の専門文書から、表現力が重視される案件まで、お客様の多様なニーズに合わせ最適な翻訳サービスを提供できる体制が整いました。

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サイマルの翻訳サービスにおける品質管理体制(「サイマル・インターナショナル」公式サイトより)

 

◆経験豊富で専門性の高い翻訳者・チェッカー

サイマルのメディカル翻訳では、医薬品、医療機器に特化した試訳を受け、厳しい審査をクリアした翻訳者・チェッカーの方々にご登録いただいています。高品質の翻訳をお客様にお届けするため、私たちコーディネーターと共に奮闘くださっている翻訳者・チェッカーの方々の力こそが、サイマルのメディカル翻訳の強みです。

メディカル翻訳者として持っていると望ましい経歴やスキル、資格については一概には言えませんが、製薬会社で研究開発に携わっていた方、医師免許や薬剤師免許をお持ちの方など、サイマルに登録いただいている翻訳者のバックグラウンドは様々です。理系出身の方のみならず、文系出身の方も数多く活躍されています。製薬会社やCROで翻訳やQCに従事されていた方など、実務経験を活かされている方も数多くいらっしゃいます。共通して言えるのは、専門性の高いメディカル文書の翻訳に必要な基礎知識を効率良く習得するために、専門スクールなどでメディカル翻訳の基礎を学習されている方が多いということです。

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メディカル翻訳で扱う分野には、非臨床、臨床、CMCのように大まかなカテゴリーがあり、各カテゴリーにおいて一定の知識が求められますが、メディカル翻訳において知識と同じくらい大切なのが「リサーチ力」です。論文データベース、学会ガイドライン、ICHガイドライン、日本薬局方、審査報告書、添付文書など、インターネットにはメディカル翻訳に必要な知識や情報がたくさん詰まっています。訳文の品質を高め、対応範囲を広げるツールとして、翻訳者やチェッカーの皆さまにはインターネットを効果的に活用いただいています。

一般的に、メディカル翻訳では過去訳を活かした差分翻訳案件が少なくありません。サイマルでは、そういったケースで翻訳支援(CAT)ツールを積極的に活用しています。メインで使用しているのはMemsourceというCATツールです。Memsourceを使用する案件は今後も増えていきますので、ご対応いただける翻訳者・チェッカーの方を常に募集しています。CATツールを使用した翻訳スキルを身に付けるのも、案件の幅を広げる一助になりますので、翻訳者・チェッカーの皆さまにはぜひ前向きな挑戦をとお薦めしています。

今後もサイマルのメディカル翻訳チームとして、業界ニーズに最適なサービスを提供してまいります。

多くの皆さまとお仕事をご一緒できたら幸いです。

 

文:メディカル翻訳チーム コーディネーター


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