ジャパンモビリティショー2025開催レポート――大型イベントでの言語サポート

大型の国際イベントでは、準備段階からイベント終了後まで、様々なシーンで言語サポートが必要となります。今回は、2025年秋に開催された「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー)」の現場を例に、イベント当日の様子をご紹介します。

ジャパンモビリティショーとは

「ジャパンモビリティショー(通称『モビショー』)」は、一般社団法人 日本自動車工業会が主催する国内最大級のイベントです。2023年に「東京モーターショー」から名称・コンセプトを一新し、2025年の2回目は、来場者101万人、国内外からの企業・団体の参加数は過去最多となる522を記録しました。

 

【1分半のダイジェスト映像で楽しむ!】JMS2025: ジャパンモビリティショー2025まとめ / Highlights



今回のコンセプトは、「ワクワクする未来を、探しに行こう!」。会場には、クルマやバイクのほか、移動用ロボットやパーソナルモビリティ、船、飛行機、ロケットなど、陸・海・空のモビリティが大集結。近未来を体験できる試乗・参加型イベントや、モビリティ産業の歴史や進化、クルマ本来の魅力を実感できる往年の名車展示など、多彩なプログラムを多くの人が楽しんでいました。

くわえて今回、「モビリティ関連部門」が新設。多種多様な業種・業界から、IT・通信・エレクトロニクスなどモビリティに関わる製品や最新サービスが紹介され、モビリティのさらなる可能性や希望を感じさせるショーとなりました。

【会場の様子】どのブースも多くの人で賑わっていました。

ジャパンモビリティショーでの言語サポート

ジャパンモビリティショーは、規模はもちろん、この場が世界初公開(ワールドプレミア)となる出展物も多いなど、話題性でもトップクラス。そのため参加者はメディア関係者から企業・団体の出展者、来場者まで、非常に国際色豊か。至るところで様々な言語が飛び交っていました。

【未来モビリティ会議 特別セッション】日本自動車工業会の正副会長7名がモビリティ愛をテーマにクロストークを展開しました。

このような大型国際イベントでは、「正しく伝える」「スムーズに理解する」ための言語サポートが多数取り入れられています。例えば、会場内や各ブースの多言語パネル表示や各国言語の資料、インフォメーションデスクでの外国語対応などです。
また、プレスカンファレンスやトークショーのようなイベントでは同時通訳が導入されます。同時通訳は発言と同時に通訳されるため、タイムラグがほぼありません。会場では、レシーバー越しに発表を聞く人達が、英語の発言とほぼ同時に頷いたり笑ったりとリアクションする様子があちこちで見られました。

【レシーバー】チャンネルを切り替えて聴きたい言語を選択できます。レシーバーの奥に見えるのが通訳者です。

ちなみに、大型イベントでの同時通訳でありがちなのがレシーバーの紛失です。レシーバーはスマートフォンほどの大きさで、発表を聞き終わった方がそのままうっかりポケットに入れて持ち帰ってしまうこともしばしば。そこで会場内では各所にレシーバー回収コーナーを設けて、回収作業にあたります。ジャパンモビリティショーが開催された東京ビッグサイトは、会場が広大で複数エリアに渡るため、目立つ場所に回収コーナーが何カ所も設けられていました。

【レシーバー】チャンネル表示はシールでわかりやすく。使用後は、会場各所の回収カウンターに。

サイマル・インターナショナルでの言語サポート

サイマル・インターナショナル(以下、サイマル)では、ジャパンモビリティショーの前身である東京モーターショーの頃から長年、通訳や機材運用、翻訳の一部など言語サポートを担当させていただいています。初めてショーに参加される企業・団体様からのご依頼も多く、中には「言語サービスの利用に慣れていないので何をどうすればいいのか……」といったご相談も。担当スタッフは、そんなお客様のお悩みやご希望に寄り添い、準備段階から終了後までイベントの成功を言語面から全力でサポートさせていただきました。

担当スタッフのコメント~準備から開催当日まで~

今回のモビリティショーにおいても、たくさんの出展社様に通訳・翻訳サービスをご利用いただきました。東京モーターショー時代と比較し、IT分野や通信分野企業が増え、モビリティの多様性を感じました。

今回が初出展という企業様や、初めてプレスカンファレンスに同時通訳を入れる企業様もいらっしゃり、「同時通訳にはどんな機材が必要なのか」「いつから何を準備すればよいか」といったお問い合わせを多数いただきました。一方、前回出展された企業様からは「モビリティショーは2年に1回の開催なので、前回出展時の記憶も薄れている。何を用意すればよいか忘れてしまった」といったお悩みの声もお聞きしました。

そこで、皆さまには出展準備に集中いただけるよう、サイマルではモーターショー時代からの経験や、前回の情報をふまえ、準備から本番までの言語サポートをさせていただきました。

当日は会場である東、南、西と3つの展示棟を駆け回りながらサポートを続け、私の万歩計は21,000歩/日を超えていました。しかしながら多彩なモビリティに囲まれ、「ワクワクする未来」のサポートができたことを、スタッフ一同大変嬉しく感じております。

今後もサイマルでは、イベントの規模や内容に関わらず、お客様が安心してイベント運営に専念できるよう、通訳・翻訳のプロフェッショナルとしてサポートに徹していきたいと考えています。


【ジャパンモビリティショー2025公式サイト】

 

 

『通訳・翻訳ブック』編集部

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