withコロナで大注目 ハイブリッド開催と通訳【通訳のあんな現場・こんな案件】

お客様とサイマルとの最初の窓口になったり、通訳の現場に立ち会ったりと、様々な形でお客様や通訳者と接する通訳営業課。このシリーズでは、そんな通訳営業課のスタッフが、通訳現場でのあれこれや通訳サービス活用のヒントなどを不定期でお届けしていきます。今回のテーマは、最近注目を集めている「ハイブリッド開催と通訳」です。

皆さん、こんにちは。通訳営業課のY.T.です。
最近いただく通訳のご依頼やお問い合わせで、ハイブリッド開催のシンポジウムやセミナーが増えてきました。そこで今回は、「イベントのハイブリッド開催」と「ハイブリッド開催での通訳」についてご紹介したいと思います。

ハイブリッド開催は会場開催実施への足がかり

そもそも、ハイブリッドとは「異なるものを組み合わせる」という意味です。ハイブリッド開催は、会場(オンサイト)とオンラインを組み合わせた開催手法を指します。例えばセミナーの場合、主催者は従来のように会場を準備し、講演者は会場で講演します。参加者は、会場またはオンラインで聴講するという形です。

コロナ禍にはオンライン開催が主流となっていましたが、withコロナ時代のニーズにマッチした新たな方法として、このハイブリッド開催が注目を集め始めています。

「実際に見て体感してほしいが、密を避け、参加者に安心して参加できる形で実施したい」
「いずれオンライン開催から大規模な会場開催に戻したいが、切り替えの様子見がしたい」

など、会場開催実施への足がかりとして、今できる最善の手法のひとつがハイブリッド開催なのかもしれません。

 

ハイブリッド開催と通訳のイメージ(一例)

ハイブリッド開催のメリットと開催事例

ハイブリッド開催には、講演者、主催者、参加者それぞれに下記のようなメリットがあります。

講演者:会場参加者のリアルな反応が見えるため、話しやすい
主催者:会場参加者のリアルな反応を確認できる。オンラインでは国内外問わず、広く集客できる。開催形式などの幅を広げられる
参加者:会場とオンライン、2つの参加方法から選ぶことができ、参加しやすくなる

会場開催とオンライン開催、それぞれの良いとこ取りといったところでしょうか。特に参加方法の選択肢が増えることは、場所を問わず参加できる、より集客が見込めるなど、参加者にも主催者にも大きな魅力ではないかと思います。

では、実際にどんな案件での開催が多いのでしょうか。これまで私が担当した案件から、一部をご紹介します。

 

●大学シンポジウム
会場参加は主に学生です。その場で意見交換や議論などもでき、授業の一環として、単位認定している場合もあります。一方、オンラインでは、テーマに興味を持つ学外の人が参加します。多くの人にとって参加の機会が増えるのはもちろん、大学側にとっても、大学の取り組みや研究テーマをより広く普及できる機会になっています。

 

●記念式典や展示イベントなど
講演はオンラインで、オープニングセレモニーなどでのデモンストレーションや交流会・商談会は会場参加で、と目的によっていろいろな組み合わせ方ができます。人数はやや限定されますが、直接体感でき、対面交流できる機会は非常に有用ではないでしょうか。

 

そのほか、企業主催の投資セミナーなどもお問い合わせが多くなっています。今後は、多言語通訳の入る大規模イベント開催なども増えていくかと思われます。

ハイブリッド開催のイベントにおける通訳の入れ方

ハイブリッド開催のセミナーやイベントにおける通訳の入れ方は、おもに2パターンあります。
まず1つは、通訳者が会場で通訳するパターンです。従来の会場開催と同様、会場内に通訳ブースを設置し、そこで通訳を行います。講演者と通訳者が同じ空間にいることで、通訳者が講演者の状況をよりリアルに把握できますし、突然のトラブルなど、万が一の事態にも万全を期すことができます。

もう1つは、通訳者がオンラインで通訳するパターンです。通訳者はリモートで動画や音声を共有し、通訳します。ブース設置などの手間が省けるほか、通訳者がどこにいても通訳できる点が大きなメリットと言えます。

ハイブリッド開催のイベントで通訳を入れる場合のポイント

よく「ハイブリッド開催での通訳依頼はどうすればよいか」といったご質問をいただくのですが、通訳のご依頼自体は、基本的に会場開催やオンライン開催と変わりありません。

ただ一点、お客様には「会場参加者の通訳音声の聴き方」を最初にお伝えいただくようお願いしています。
参加者にレシーバーを配布して聴いてもらうか、または参加者自身のスマホで聴いてもらうかによって、必要な機材や環境、費用などが変わってくるからです。
例えばオンラインでも会場でも、同時通訳に特化した遠隔同時通訳プラットフォーム「interprefy(インタープリファイ)」を利用すれば、機材が不要で、設置や撤去の手間が省けます。その一方、会場のWi-Fi環境整備など必要なこともありますので、まずはお客様のご希望や開催イメージを伺ったうえで、最適な手法をご提案させていただきます。

 

サイマルでは、ハイブリッド開催におけるセミナーやイベント、シンポジウムの通訳も多数対応しています。開催のご予定やご質問、ご要望がある方は、ぜひサイマルにお問い合わせください。
皆様からのご連絡をお待ちしています。

 


通訳営業課 Y.T.




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