通訳・翻訳業界で働くサイマルのスタッフがお届けする「サイマル通信」。エージェントの視点で、業界にまつわる話題や、スタッフの仕事など、好奇心をくすぐる話題をあれこれご提供します。
今回は、年間1,000名以上の応募者と接する通訳者・翻訳者の採用担当が登場。サイマルへの登録までの流れをポイントごとにご紹介します。
登録までの流れは大きく分けて4つ
こんにちは。通訳者・翻訳者採用担当のE.A.です。このページをご覧の皆さまは、通訳者・翻訳者としてご活躍中の方、めざしている方、通訳・翻訳について知りたい方とさまざまだと思います(そうだと、とても嬉しいです)。
すでにご活躍の方はご存じのとおり、通訳者・翻訳者はフリーランスや社内勤務と働き方もいろいろです。フリーランスの多くの方が通訳・翻訳エージェントに登録していますが、具体的に登録まではどのようなステップを踏むのでしょうか。「テストはあるのか」「何をチェックしているのか」など、エージェントによっても異なりますが、ここではサイマルの例をご紹介していきます。
1. まずはご応募
サイマルのウェブサイトから応募いただけるようになっています。
そもそもどんな会社なのか、どんな案件に対応しているのか、気になるところをチェックして、ご興味をお持ちいただけたら「応募フォーム」からご応募ください。その際、履歴書・職務経歴書・実績表のアップロードをお願いしています。
2. 次に書類選考
選考というと堅苦しいですが、要はご職歴やご実績を書類で確認します。一口に通訳、翻訳といっても、その方によってバックグラウンドやご経験は多種多様です。どのような知識をお持ちで、どのような案件に対応いただけそうかなどをイメージしながら、おひとりおひとりじっくり拝見します。応募条件に通訳・翻訳歴を目安として設けていますが、実績の多さや知識の深さによっては、目安期間に満たない場合でも次のステップに進んでいただきます。
3. 続いて通訳テスト・翻訳試訳
ここからは、通訳・翻訳で異なりますので、順番にお話ししていきます。
<通訳>
まず通訳は、次の4.でご紹介する面談と通訳テストを同じ日に行います。テストと聞くと難しそうですが、具体的にはどのようなことをするのでしょうか?
・通訳テストとは?
いくつか種類があり、その方のご経歴などによって受けていただくテストを決定します。音声は録音され、後日、通訳者が評価します。機器の操作のため採用担当が同席していますが、私たちは評価者ではありませんので緊張せずリラックスしてくださいね。
<翻訳>
翻訳試訳は、言語や分野別に用意しています。まず、英語・中国語・仏語などの言語、そして日本語→外国語・外国語→日本語といった言語方向(英語キーもあります!)、ビジネス・金融・医薬などの分野といった具合です。その方のご経歴やご実績から、どの試訳を受けていただくかを決定します。分量や対応期間は試訳によって異なり、1週間から1ヵ月程度で対応いただくことが多いです。試訳ご提出後、それぞれの評価者が内容を拝見し、1、2ヵ月で最終結果をお知らせします。
4. 最後はいよいよ面談
書類やテストでは分からない、ご実績の詳細やお仕事への心構えなどを1時間程度かけてお伺いします。面談というよりは、これからサイマルとお付き合いいただくにあたり、疑問や不安を解消してもらう顔合わせの場と考えています。実際にお話しすることで、メールでのやりとり以上にお人柄を知ることができ、お仕事のご相談もよりイメージしやすくなります。また逆に、担当者を通して当社を具体的に知っていただくことで、皆さまに安心してお仕事を請けていただきたいと思っています。遠方にお住まいの方やお時間の確保が難しい方は、Skypeやお電話で面談を行います。
……と、おおまかな登録の流れは以上です。いかがでしたか? ご想像のとおりでしたか?
実際の応募者の方々に伺うと、面談のあるエージェントは珍しいようです。採用担当としては面談を非常に大切に感じていて、応募者の方に笑顔を見せていただけると、良いお付き合いが始まる期待が膨らみます。
私たちエージェントは、通訳者・翻訳者の皆さまのお力添えなしには成り立ちません。通訳・翻訳のプロとして、時に皆さまにアドバイスをいただきながら、頼りにしていただけるエージェントとして成長していきたいと考えています。
通訳者・翻訳者の皆さま、いつか登録面談でお会いできることを願っています!
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